
在来工法による部位ごとの補強事例写真を紹介します。

既存の基礎にひび割れがある場合に、エポキシ樹脂を注入して補修します。この場合、基礎は元の強度以上に強くなる事はありません。
※地盤ごと基礎が沈下して、ひび割れが生じている場合は基礎を打ち増すほうが適切です。

既存の基礎の外側または内側に鉄筋コンクリート基礎を打ち増します。

壁の補強
すじかい(斜めに設置した材木)により揺れに強い壁に補強します。各部材の接合部は専用の金物で補強します。

構造用合板による補強
壁に厚さ7.5mm以上の構造用合板 (強度の強い板材)を貼り、横揺れに 強い壁に補強します。
長さ50mmの釘を150mm間隔に土台、柱、間柱、梁(胴差)に打ち付けます。
参考価格 (通常の仕上げ材料を含みます。)
すじかい・構造用合板とも
すじかいと構造用合板による補強
壁にすじかいを入れ、さらに構造用合板を貼り、横揺れに強い壁に補強します。
すじかいだけの壁や構造用合板だけの壁よりも強い壁になります。
シックハウス対策として構造用合板にはF☆☆☆☆(相当)のものを使いましょう。



土台、柱の取替え
シロアリなどの蟻害や腐朽により使えなくなった部分を交換します。
評点には影響しませんが、設置しないと診断どおりの安全性が確保できない場合があります。
専門家に相談して設置を検討しましょう。

根がらみにより床下の束(床を支えている部材)が動かないように連結します。 (通常、束と束石を固定する必要はありません)

小屋すじかいにより小屋組みの部材が動かないように連結します。
(Zマーク表示金物・同等認定金物で接合します)
壁の補強とセットで補強する事で、より効果が上がります(接合金物のみでは評点が上がりません)

ホールダウン金物
地震時にすじかいや構造用合板などにより壁を強くした部分に対して柱が土台から抜けようとする力が大きく働きます。
ホールダウン金物はそのような場所に取り付けます。

柱引抜き防止金物
施工上ホールダウン金物を取り付けるのが困難なところに代替として鋼板を加工したものを取り付けた例
(認定金物ではありません)

火打ち金物
小屋組みや梁の部分を斜めに連結し変形を抑えます。
(Zマーク表示金物・同等認定金物で接合します)
壁の補強とセットで補強する事で、より効果が上がります(接合金物のみでは評点が上がりません)
すじかい接合金物…すじかいの形状、強度に適合する認定金物を取り付けます。
ボックスタイプ
写真はZマーク表示金物です。
プレートタイプ
写真はZマーク表示同等認定金物です。
瓦などの重い屋根の場合、軽い屋根材料に葺き替えることで建物にかかる水平力を減らすことができます。
ただし瓦屋根には遮音性、耐熱性、耐久性など他の屋根材料よりも優れた点があり葺き替えによって居住性を損なうことがあります。
※一般的には屋根の軽量化をするよりも壁の補強をする方が耐震補強のコストは安く済むので、屋根が傷んでいたり、雨漏りがある場合に屋根の軽量化工事をすると良いでしょう。